まず、初めに竜とはなんであるかを定義しましょう。
日本で最も権威ある辞書の一つだと思われる広辞苑によると、
1.想像上の動物。たつ。
ア[仏]インド神話で、蛇を神格化した人面蛇身の半神。大海や地底に住し、雲雨を自在に支配する力を持つされる。仏教では古くから仏伝に現れ、また仏法守護の天竜八部衆の一とされた。「龍神・竜宮」
イ 中国で神霊視される鱗虫の長。鳳・麟・亀とともに?揣の一。良く雲を起こし雨を呼ぶという。竹取物語「はやてもーの吹かする也」。「竜虎・画竜点睛」
ウ ドラゴンの事
2.化石時代の、大型のは虫類を表す語。「恐竜・首長竜」
3.すぐれた人物のたとえ。「臥竜・独眼竜」
4. 天子に関する物事に関する語。「竜顔、竜駕」
と定義され、基本的には「善」の存在であることは伺えます。
しかし一方、英語における竜であるドラゴンは
西洋の神話で、翼と爪とを持ち口から火を吐く想像上の動物。は虫類の形で表され、一般に暴力・悪の象徴とされるが、泉・宝物・女性を守護するという伝説もある。
と、ほぼ邪悪な存在に確定しています。
基本的に今のゲームや漫画で書かれる竜は後者がほとんどですが、中身は英知ある東洋竜であったりします。