烈火の炎と言えば、幽☆遊☆白☆書をパクっただの、エロ過ぎだのと一部で散々言われていた作品です。しかし実際は決してそんな事は無く、普通に名作だとハムは信仰しています。信仰し過ぎて最終巻を未だに買えていない程です。 だって、哀しいじゃないですか…。
今の所の死亡記号: |
「大男」2 | 「引き立て役」 3 | 「裏切り者」 | 「定評」 |
「悪人面」2 | 「善人面」 | 「ハゲ」 2 | 「悪役と闘う」 | |
「悪人」2 | 「マッドサイエンティスト」 | 「虎の威を借る狐」 | 「古傷」 | |
「石(土)属性」 | 「最初の敵幹部」 | 「小物」 | 「細目」 | |
「白目」 | 「貪欲」 | 「黒服」 |
現在(10巻)までのところだと、以上のような記号が死を誘発している様です。
一番多く死んでいるのは引き立て役(として敵と闘うような)立場の人達ですが、まあ、それは戦闘モノの漫画としては不可避な演出法。
普遍的な記号としては、「大男」、「悪人」、「悪人面」、「白目」、「善人面」、「マッドサイエンティスト」、「最初の敵幹部」、「貪欲」、「サングラス」「裏切り者」、「ハゲ」、「小物」(虎の威を借る狐、卑怯者)」、「定評」くらいでしょうか。
ヘルシングみたいに死にまくってる漫画でも、大体死んでる人達は「悪人面」だったりしますよね。 しません?
一巻 死亡者無し
二巻 死亡者無し
三巻 死亡者:石王(処刑)
四巻 死亡者無し
五巻 死亡者無し
六巻 死亡者:新羅会五名(お食死)
七巻 死亡者:幻獣郎(圧死 仮) 5Dの皆さん(焼死)
八巻 死亡者:ボディガード五名(焼死) 麗(鉄)四名(磁生+メンバー三名)
九巻 死亡者:鎖悪架子四名 (千鎖 骸悪 加凛 夜子魯)
十巻 死亡者:海延隊(圧斬死)
総死者数:29名
石王
今までどうにか死者が出なかった本作で、記念すべき初死亡を飾った
見上げる程の大男で、殺人罪で懲役200年の実刑判決を下されていた。(日本では懲役200年は基本的に下されないあので、海外の犯罪者。)
記号は、「大男」「悪人面」「犯罪者」「石(土)属性」「白目」。役立たずとして紅麗に処刑されたが、展開的にはその死は必然ではなく、見るからに極悪な人間は作者としても殺しやすいという良い例。兄に似ていれば、まだ助かったかもしれないのに…。
新羅会の皆さん
裏武闘殺陣第一回戦で麗(幻)とあたり、獅獣に全員喰い殺される。
全員名前すら不明だが、記号としては「引き立て役」にあたる。サッカーやテニスなら引き立て役で済んだポジションだが、いかんせん殺し合いの大会なのがまずかった。
麗の実力と、残酷性の引き立て役として全員が死ぬチームの第一陣。合掌。
幻獣郎
年甲斐も無く欲望猛り過ぎな似非仙人。「善人面」「マッドサイエンティスト」「最初の敵幹部」「貪欲」「裏切り者」と、死亡記号をこれでもかと背負い込んだ挙げ句、案の定やはり死亡。しかもその死は音遠の「引き立て役」だった。まあ、要するに、あまりにエロスだと死ぬという教訓です。
自力で超常現象を起せるという意味では、音遠と並んで凄い人。超自然現象を持ち出さなくても、ナイフで人は充分殺せるという皮肉も内包されていたような…。
5Dの皆さん
「空」の主将空海をして「名の知れた剛の者」と言わしめた実力者達。しかし紅麗の「引き立て役」としてあっけなく燃え尽きる。新羅会の二の舞。
ボディガードの皆様
自分の実力を弁えず、圧倒的強者たる紅麗を愚弄して焼き尽くされた皆様。ここまでくると、「紅麗」自身が死の記号にすら思えてきます。
記号で現すと、「虎の威を借る狐」「ハゲ」「小物」「黒服」「悪人」「悪人面」。そういえば石王もハゲでした。
麗(鉄)
麗の中でも精強を誇る集団、だった筈なのですが麗(魔)のの手で全員が死亡。典型的な「引き立て役」ですが、ここで振り返るべきなのはこれまでの「引き立て役」が(5Dなり、幻獣郎なり)その強さに「定評」があったこと。よって、「定評」を死の記号の一つに加えます。また、メンバーもハゲだったり悪人面だったり白目しかなかったり。これまでの死の記号を見事に満たした連中です。
鎖悪架子四名
四名、といっても登場前に既に三名が死亡していた異色のチーム。デスマッチなのだから充分有り得る話ですが。
一番最初に死んだのは前回の裏武闘殺陣で<呪>と闘った架凛。実は彼女は女性初めての死亡者(5Dに女性らしき姿も?)で、麗の残酷性を引き立てるのに一役買いました。あまり愛くるしくても死ぬ訳ですね。次に死んだのは大男の骸悪で、サングラス着用で悪人面という、まあ、順当に言って死ぬしかないポジションでした。しかし後の千鎖と夜子魯は今までの死の記号に該当する部分が無く、新たなタイプの死亡者でした。強いていえば、紅麗と闘ったという事くらい。
海延隊
麗<幻>に敗れた新羅会。麗<紅>に敗れたD5。両者が共に一人残らず虐殺された様に、麗<魔>に敗れた海援隊もまた、全員がミンチにされてしまいました。幽遊白書といい、こういうデスマッチな戦いでライバル集団にあたると、まず死ぬ傾向にあるようです。主人公達以外と闘うと死ぬ、とでも申しましょうか。