長門有希の百冊について
ちょっとのぞいたら、異様に濃い名前が揃っていたのでネタにしてみる。
僕ですら知らないのが多いのですが、分かるのは解説したいです。
あ、「そもそも長門有希って誰?」という方は『凉宮ハルヒの憂鬱』を買ってくるか、ネタバレ覚悟でこちらをどうぞ。
1.ギリシア館の謎 エラリー・クイーン
2.エンディミオン ダン・シモンズ
3.ウロボロスの偽書 竹本健治
4.双頭の悪魔 有栖川有栖
5.魍魎の匣 京極夏彦
6.ぬかるんでから 佐藤哲也
7.クレープを二度食えば 自選短編集 とり・みき
8.誰彼 法月綸太郎
9.夏と冬の奏鳴曲 麻耶雄嵩
1 0.猶予の月 神林長平
1 1.世界SF全集12 R・A・ハインラン
1 2.バブリング創世記 筒井康隆
1 3.[完本]黒衣伝説 朝松健
1 4.パスカルの鼻は長かった 小峰元
1 5.時間衝突 バリントン・J・ベイリー
1 6.三つの棺 J・D・カー
1 7.エイリアン妖山記 菊池秀行
1 8.順列都市 グレッグ・イーガン
1 9.ターミナル・エクスペリメント ロバート・J・ソウヤー
2 0.復活祭のためのレクイエム
新井千裕
2 1.精神現象学 G・W・F・ヘーゲル
2 2.伯母殺し リチャード・ハル
2 3.ゲーデルの哲学 不完全性定理と神の存在論 高橋昌一郎
2 4.赤い館の秘密 A・A・ミルトン
2 5.十角館の殺人 綾辻行人
2 6.ヴィーナスの命題 真木武志
2 7.五百光年 草上仁
2 8.暗号解読 ロゼッタストーンから量子力学まで サイモン・シン
2 9.デュマレスト・サーガ E・C・タブ
3 0.名探偵の掟 東野圭吾
3 1.有限と微小のパン 森 博嗣
3 2.魔術の歴史 エリファス・レヴィ
3 3.オイディプス症候群 笠井潔
3 4.ダンス・ダンス・ダンス 村上春樹
3 5.ジョーカー 清涼院流水
3 6.抱朴子 葛洪
3 7.殺人喜劇の13人 芦辺拓
3 8.世界魔法大全[英国篇] 心理的自己防衛 ダイアン・フォーチュン
3 9.妄想自然科学入門 菊川凉音
4 0.鋼鉄都市 アイザック・アシモフ
4 1.法の書 アレイスター・クロウリー
4 2.イーリアス ホメーロス
4 3.真ク・リトル・リトル神話大系 H・P・ラヴクラフト
4 4.僧正殺人事件 ヴァン・ダイン
4 5.衣装戸棚の女 ピーター・アントニイ
4 6.殺意 フランシス・アイルズ
4 7.トンデモ本の世界 と学会
4 8.ガダラの豚 中島らも
4 9.悪霊の館 二階堂泰人
5 0.知性化戦争 ディヴィッド・ブリン
5 1.タウ・ゼロ ポール・アンダースン
5 2.月に呼ばれて海より如来る 夢枕獏
5 3.イメージシンボル事典 アト・ド・フリーズ
5 4.椿姫を見ませんか 森雅裕
5 5.呪われし者の書 チャールズ・フォート
5 6.トリフィド時代 食人植物の恐怖 ジョン・ウィンダム
5 7.盗まれた街 ジャック・フィニィ
5 8.デッドソルジャーズ・ライヴ 山田正紀
5 9.暗闇の中で子供 The chilish Darkness 舞城王太郎
6 0.失われた時を求めて マルセル・プルースト
6 1.カラマーゾフの兄弟 ドエトエフスキー
6 2.吉里吉里人 井上ひさし
6 3.火星にて大地を想う T・フロゥイング
6 4.吸血鬼伝承 「生ける死体」の心理学 平賀英一郎
6 5.エイリアン形而 大原まり子
6 6.落ち着かぬ赤毛 E・S・ガードナー
6 7.ブラウン神父の童心 G・K・チェスタトン
6 8.昭和歌謡大全集 村上龍
6 9.地球の長い午後 ブライアン・W・オールディス
7 0.リングワールド ラリイ・ニーヴン
7 1.エンダーのゲーム オースン・スコット・カード
7 2.たったひとつの冴えたやり方 ジェイムズ・ディプトリー・ジュニア
7 3.奇想、天を動かす 島田荘司
7 4.最上階の殺人 アントニイ・バークリー
7 5.夢の樹が接げたなら 森岡浩之
7 6.スターダスト・シティ 笹本祐一
7 7.陸橋殺人事件 ロナルド・A・ノックス
7 8.金なら返せん! 大川豊
7 9.海を見る人 海を見る人
8 0.ホッグ連続殺人 ウィリアム・L・デアンドリア
8 1.思考する物語 SFの原理・主題 森下一仁
8 3.たそがれに還る 光瀬龍
8 4.ダーコーヴァー年代記 M・Z・ブラッドリー
8 5.——— ———(未知の媒体に記録されているため探知不可能)
8 6.少年エスパー戦隊 豊田有恒
8 7.ECCENTRICS 吉野朔北
8 8.太陽の簒奪社 野尻抱介
8 9.悪魔の系譜 J・B・ラッセル
9 0.底抜け超大作 映画秘宝編集部編
9 1.猫たちの聖夜 アキフ・ピリンチ
9 2.虎よ、虎よ! アルフレッド・ベスター
9 3.サード・コンタクト 小林一夫
9 4.五番目のサリー ダニエル・キイス
9 5.赤と黒 スタンダール
9 6.百舌の叫ぶ夜 逢坂剛
9 7.星を継ぐもの J・P・ホールガン
9 8.できるかなリターンズ 西原理恵子
9 9.海がきこえる 氷室冴子
100.——— — (未知の言語で記述されているため解読不能)
な、なんか無闇に時間がかかった気がします。
しかしこうやって見直すと、どうもSFとかホラーが大半のようですね。中には中々面白そうな響きの作品もあります。『凉宮ハルヒの憂鬱』で語り部であるキョンは妙に知識が豊富ですが、作者の人がこれだけ読んでいるのならそれもうなづけるというもの。そういえばフルメタの中の人も、SFとか読んでインスピレーションを得るって言ってた気がします。
…しかし、本気で聞き覚えがないものばかりです。流石に京極夏彦とか菊池秀行、それに村川春樹とかは知っていますけど他の人達は大半が何処のどなたかすら分かりません。4番の有栖川有栖って誰ですか。アリス、アリスなのか。本の題名としては、78番の「金なら返せん!」が秀逸。一体どんな作品なんですか、これ。
題名と著者が一致するものと言うと…
1 7.エイリアン妖山記 菊池秀行
4 1.法の書 アレイスター・クロウリー
4 3.真ク・リトル・リトル神話大系 H・P・ラヴクラフト
7 2.たったひとつの冴えたやり方 ジェイムズ・ディプトリー・ジュニア
9 5.赤と黒 スタンダール
くらいでしょうか。それにしたって、実物読んだことないですし。まあ、法の書に限れば伝説の類だし と思ったら、普通に日本語版売ってるんですね。「袋とじを開けると、九ヶ月後に戦乱が起きる」とか書いてあるあたり、発狂しそうな内容ですが。
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