基本的にこのゲームはプレイヤーが「閣下」と呼ばれる存在となり、戦略、戦術を定めて進めていきます。ジークハイルだとか、ハイルヒットラーだとか叫んだりする人たちは基本的にいないです。多分プレイヤーが見てない所でこっそりやってるのでしょうね。
公式サイトで紹介されてる人たちは基本的に台詞がない脇役なので、此処では改めてハム的に「第三帝国興亡記」における登場人物を紹介します。
「閣下」―主人公の分身。無敵独裁者らしく、閣僚達は最終決定を全て任せてくる。丸投げとも言う。その割には生産だとか戦略だとかをあまり理解していなかったりするが、まあ、そこは茶目っ気という事で将軍達に認められてるのだろう。征服オタク。
陸軍元帥―陸軍司令官。多分元帥。騎士道を地で行く人で、民間人にむけて「プロシア帝政時代から引き継がれた独逸軍人の誇り」とか言い出しちゃうプロイセンの騎士。正統派の将軍だが良識あり過ぎて、「じゃあ戦争最初からしなければいいじゃん」って言いたくなる時もある。騎士オタク。
装甲軍総監―機甲師団をまとめる若き将軍。熱血体質。自ら戦車を愛してると公言して憚らない、有能だけどちょっと次元がずれてる人。なにより戦車を優先する方針を「閣下」に要求してくるが、実際戦車を動かさないとどうしようもないので困る。戦車オタク。
空軍司令―ちょっとニヒルで斜めに構えたナイスミドル。年は陸軍部長よりは下だが、総監よりは上だと思う。たまに皮肉屋になるが基本的に誠実な人で、ギャグさえある程度通じる閣僚一のオールラウンドプレイヤー。ただしその分資源は他の将軍より多めに要求してくる。空挺部隊に息子がいる。実は宗教オタク。
海軍提督―でぶ。巨砲オタク。
軍需相―本ゲームにおける、いじられ役。軍人ではないのだが、度々会議に出席させられ、将軍達に無理な要求をされて困ってしまう可哀想な人。会う度に装甲軍総監に戦車を増産する様に詰め寄られているらしい。鋼鉄とか輸入を許可すると、「助かりました、うわー…」などと萌えを感じさせる台詞をいうが、親父は親父。いじられオタク。
番外編。 直接は出てこないが、多分でてる人たち。
ウィストン・チャーチル
イギリス首相を務める貴族出身の政治家。無闇にこちらの生産ラインに爆撃を仕掛けてきたり、
兵力を増強してきたりする独逸最大の敵。本土を占領されてもめげない、不屈の人であったりする。多分フランスとソ連のへたれっぷりに頭抱えてる。
史実の台詞「ヒトラーを滅ぼすためには地獄の悪魔とも手を結ぶ」<でも戦後悪魔は悪魔だという事が判明。
シャルル・ドゴール
フランスの将軍。へたれな同僚達とは違い、徹底抗戦をポリシーに独逸軍に挑んでくるが、大体その存在に気付かれずに終わる可哀想な人。史実ではフランス陥落の後イギリスへ渡り亡命政府を結成、フランスのリーダーとして戦い続け、44年にはノルマンディー上陸作戦に参加し、巴里解放に成功した。頑固で短気。
ヨセフ・スターリン
人類史上最悪の部類に入る人物。粛正に粛正を重ねて自国の人材を殺しまくり、その結果ろくな人材が軍に残らず、後々東部戦線で相手より射程の長い武器を持ちながら白兵戦をしかけるというよくわからない事態が発生する。ゲームでもその性格は発揮されてる様で、ソ連軍はかなり無茶な軍隊運営を行う。まともに戦われると絶対負けるので助かるけど。
同名の戦車が終盤ででてくるが、滅茶苦茶固い。正直勘弁。
海軍司令
上ではデブとしか言わなかったが、実際このゲームではほとんどやる事がない可哀想な人。それというのも開戦が早すぎるからで、後20年待ってあげれば戦艦や空母ひっさげて大活躍してくれたはずだが、結局何もできず、軍団を輸送する任務だけを行う。燃料だの資材だのを要求してくるが、基本的に使えない。一応将軍組では長老だと思われる。巨艦大砲オタク。