一回目は怒濤の勢いでクリアしてしまった為、二回目のプレイです。
難易度は、初プレイ時ルールほとんど理解せず進めてしまった為、再び初級。ちゃんとルール理解して進めるとどういう風に進むのかをテストする意味もあります。
また、前回はやばくなったらリセットするというせこい事もしましたが、今回は緊迫感を味わうためそんな事は極力しません。本当です。マジでヤバい事したら話は別ですが。
ではでは、ハム総統の楽しい欧州統一記をお楽しみください。
プレイ開始〜 ヴェーゼル演習作戦・北終了まで
黄色作戦発動(5.1940)〜フランス降伏(7.1940)まで
フランス降伏(7.1940)〜中近東侵攻(7.1941)まで
1939年六月
この日、私は秘書に陸空海の将軍、そして軍需相を国防軍司令部に呼び寄せた。
開戦の準備を開始する為に、つまり終わりの始まりを始める為に。
ベルサイユ条約で受けた屈辱を、返す日が来たのだ。この私が、欧州を戦乱の焔で覆ってやる。
…とはいえ、この時期は流石に我が軍は弱い。モノローグでは七十万の大軍がいると言っていたが…実際に動かせるのは精々一軍団(=三師団)。まだまだ雌伏の時だ… とりあえず、二号戦車の開発を進めておく。この状態でフランスにでも攻められたら一瞬で負けるだろうな…。
1939年六月後半
このターンでは、陸軍司令に勧められて装甲軍総監を任命する事にした。私も機甲戦力の重要性は重々理解しているので、当然認証する。さて、陸軍司令が勧める程の男はどんな奴か。
「装甲軍総監を拝命します、閣下。私程戦車に愛と情熱を待つ軍人は居ないと思います!」
「愛はいらんだろ」
…いや、愛って?
その男はそれに飽き足らず、言葉を続けた。
「さっそくですが、閣下!
チェコ併合でブラガ38(t)を手に入れたと知ったとき、祝杯をあげさえしました。だのに生産されていないなんて…!」
…大丈夫か、我が軍?
激しく不安だが、まあ、有能な事は有能なのだろう…。差し当たって勧めの通り、各種装備の開発に資金を投入しておく。更に第二軍団を編成、少しずつ戦力を割り当てる。差し当たって戦力、資金、資材、人材、何もかもが足りない…。
1939年七月前半
このターンは、ソ連から秘密外交の話が舞い込んできた。内容は独ソ不可侵条約の締結。これを結べば東ポーランドに安心して攻め込めるが、西ポーランドとバルト三国をソ連にとられる。ただでさえ巨大なソ連にこれ以上大きくなられるのは絶対に避けたい ……とはいえ、現状ではあまりにも生産ラインが少なすぎて話にならないのは事実。考えておく事にしよう。
また、このターンには総監から要望があった38(t)に資金1000を投資。少々高いが、これで次ターンから38(t)が生産できるようになるだろう。所詮練習用の一号、二号戦車に比べて頼りになる戦力になってくれる筈だ。
1939年七月後半
東方、西方侵攻のプランを説明された。まず東ヨーロッパに侵攻、そこで予想されるイギリスの宣戦布告に対してフランスを占領し、イギリスを大陸から追い出すというプランだが… 正直私はイギリスよりはソ連の方が脅威に思える。難しい所だ。
また、生産可能になった38(t)を早速生産ラインに載せた。これで我が軍の機甲師団も、多少充実していくだろう。
1939年八月前半・後半
特記する事もなく、無難に兵力調整を図る。
1939年九月前半
どうにか三軍の編成が終了した。これだけの戦力があれば、東ポーランドは制圧できるだろう。元々東ポーランド北部は我が独逸の領土であるし、大義名分は充分だ。そこで早速ソ連と不可侵条約を結び安全を確保し、続いてポーランドに対して宣戦を布告する。我ながらあざといが、これも後の為だ。…ああ、勿論この後の為というのは、ソ連をぶっ殺すという事だ。どうせ相手も握手しながら「こいつは後で殺す」と思っていたのだろうから問題はない。
1939年九月後半
東ポーランドへ三個軍団を派遣、侵攻を開始する。十分な戦力を派遣したとは思うが、何分緒戦なので心配ではある。前回、相当苦戦した苦々しい記憶もあるしな…。
対東ポーランド戦概要。
圧勝の一言につきる。制空戦からして、180の我がBf-109 に対してポーランド軍はわずか40の中古ポリカルポフ。当然技術も世界一な我が空軍はこれらを一気残らず撃墜し、制空権を100%握る。この時点で航空戦力だけで相手を殲滅する事も可能だったが、なにせこちらの三個軍団に対して敵はわずかに一個軍団。囲んで連続して殴り、士気を衰えさせて相手の兵器を鹵獲する事にした。
…で、鹵獲したのは良いのだが… これが、とても性能がいい。本当にいい。はっきり言おう、我が軍のそれより遥かに性能が良い。史実だと奴ら、我が軍の戦車に騎馬兵で挑んできたはずなのだが… 何故だろうか。再び、我が軍は大丈夫なのかという不安が私の頭をよぎったのは仕方ない事だと思う。
更に戦闘後、スロバキアを併合。わずか1ラインとはいえ、生産ラインの拡大に成功する。
1939年十月前半
フランス侵攻作戦である「黄色作戦」に必要な装甲師団の為、鉄資源が豊富な北欧への侵攻を決定した。早速軍団を東ドイツに集結させ、次ターンの侵攻に向けて航空戦力を整備しておく。また、来る対英作戦の為に海軍に資金500ポイントを投資した。なにげに大きな出費だ。
1939年十月後半
ヴェーゼル演習作戦開始。陸軍元帥の言葉に従い、石油温存の為第一、第三の二個軍団だけで侵攻を敢行する。
対デンマーク戦概要。
またも108もの戦闘機を擁する我が空軍が、わずか30ばかりのハリケーン(英戦闘機)で構成されるデンマークを圧倒、制空権を90%握る。その後は航空機を用いた偵察で敵の位置を割り出し、北部地域を一切無視して西部地域へ侵攻。機甲師団をもって歩兵師団を圧倒し、開始から八ターンで勝利を収めた。完勝である。
デンマークに勝利後、次はノルウェー侵攻に備えて第二、第四軍団の戦力を整備する。そういえばルーマニアから同盟を検討されたが…同盟の見返りの資金2500ポイントが用意できず、断念。備蓄しておけば良かったと悔やむ。
1939年十一月前半
今月からは北方の戦場は雪になった。…つまり、ノルウェーもだ。このターンは宣戦布告が遅れた為、第二第、四軍団の移動と第一、第三軍団の航空機を補給するだけにとどまる。
1939年十一月後半
ノルウェー上陸作戦敢行。
デンマークから海軍に四個軍団を輸送し、南から勝負をしかけた。
対ノルウェー戦概要。
流石にノルウェーはポーランドやデンマークと違い、70もの戦闘機を制空戦に繰り出してきた。しかし、今回227もの戦闘機を引き連れた我が軍にはせっかくの防衛体勢も意味もない。制空権の90%以上を再び握り、余裕をもって全軍団で北上し、補給船を立たれて士気低下していたノルウェー軍を各個撃破。ノルウェーも補給を断たれたにしては善戦したが、ロンメル将軍の電撃戦の前には降伏する他なかった。開始から10ターンで勝利。
…このエリアは元々南からの侵攻に弱い地域ではあったが、あまりに簡単な勝利に正直首を傾げる。というのも、前回の時は敵軍には英戦車部隊がいたはずだったが、今回の侵攻では最後まで戦車の存在など影も見られなかったのだ。侵攻が早すぎて、英軍の援助が間に合わなかったのだろうか。それならば、良い傾向なのだが…。
また戦後、かねてから同盟の要請があったハンガリーに1000ポイントの資金援助を行い、同盟を締結した。これでハンガリーの生産ラインと、ハンガリー国産戦車であるトゥラン戦車が手に入った。…何故か装甲軍艦がとても嬉しそうなのは、気のせいでは有るまい。
1939年十一月後半
実は、このターンで私は最大の間違いを犯した。誤ってソ連に宣戦布告してしまったのである。陸軍元帥と秘書の視線が痛すぎるし、流石に軍団がノルウェーに集中してる現在ではどうしようもないので、リセットする事にする。結果ポーランド侵攻前からやり直すはめになってしまい、これからはこまめにセーブしようと思った。
1939年十二月〜1940年五月前半
この時期は特に筆記する事もなく、戦力増強に努めた。本当はイギリスがノルウェーに対して反撃上陸作戦を行ってくるはずなのだが、四個軍団をノルウェーに常駐したおかげか、イギリスに動きはない。この時期だとまだイギリス軍の戦車にまともに対抗できない為ありがたい話だが、こちらも四個軍団も北に派遣してる所為で対フランス戦で用いる兵力が足りない。仕方が無いので少しずつ兵器を調達し、五月前半にはやや不完全ながらも第五、第六、第七、第八軍団からなる四個軍団を西ドイツに編成する事に成功した。来月にはベネルクス三国(ベルギー、オランダ、ルクセンブルク)に侵攻できるだろう。
The Second World War -Ham Edition-