No. 5....  自虐史観からの脱却・1 教科書編



 ご存知の方も多いと思うが、「つくる会」の歴史教科書が、26日に開かれた東京都教育委員会で、来春開校する都立中高一貫校の教科書として採択された。これに反発した市民団体が今この採択を撤回させようと運動を進めている。同日韓国も「遺憾の意」を表明した。

 結論から言おう。扶桑社教科書の教科書はほとんど問題ない
確かに一部表現に問題が有るようにも感じるが、それは一部の描写をもっと突っ込んで欲しい、という位のもので別に一部の人間が喚くように事実が「歪曲」されている訳ではない。あれを真面目に危険思想だという人間は、断定しよう、ほぼ確実に内容を読んでないでとりあえず批判しているだけだ。別にアレは戦争の賛美などしていないし、第二次世界大戦中日本がマレーシアなどで住民に過酷な労働をさせたという事も書いている。次の一文を見て頂きたい。

 朝鮮や台湾の多くの人々にさまざまな犠牲や苦しみをしいることになった。このほかにも,多数の朝鮮人や占領下の中国人が,日本の鉱山などに連れてこられて,きびしい条件のもとで働かされた。また朝鮮や台湾では,日本人に同化させる皇民化政策が強められ,日本式の姓名を名乗らせることなどが進められた。

 これは問題の教科書の283ページ「戦時下の生活」の一部分をコピペしてきたものだが、この時点でもう充分戦前の侵略戦争を肯定していない事がわからないだろうか?(てかコピペしてはまずかったかもしれないが。) どちらかというと自分は全く物足りない位だ。本当は朝鮮併合について『国際関係の原則にのっとり、合法的に行われた』などと記述されていたらしいが、それも文部科学省に修正されてしまっている。この辺り不満を感じる。

 一応この辺りで朝鮮併合についても軽く触れておこう。こう書くと一部の方々に反感を持たれるかもしれないが、日本による朝鮮の併合は合法である事は事実だ。というかあれは朝鮮側からの提案だ。少なくとも公式的にはそうなっている筈だ。当時の朝鮮の首相李完用もわざわざ来日していた。勿論圧力をかけられていたのは事実だろうが、武力で脅かした条約が無効になるのはうろ覚えだが1969年以降のはずであり、1910年当時はばっちり合法なのだ。たまに「だからどうした!悪い事は事実だ!」と事後法の禁止(行為時に法律上犯罪とされていなかった行為を、後に裁定された法律に寄って処罰する事を禁ずる原則 広辞苑より)も知らない日本人とおぼしき人がいるのは困ったものだが。(おぼしきと書いたのが最近、妙に新しい教科書に反発する人達が本当に日本人なのか疑わしく思えて来ているからである。ちなみにこれは非国民という意味ではなく、文字通りの意味。非国民という言葉は僕も嫌いだ。)

 次に韓国の声明について。大体、この教科書問題に関しては韓国や中国が口を出すのは本来立派な内政干渉である。その内政干渉がまかり通るのは教科書検定基準の中に「近隣諸国条項」という項目があるからである。これは「近隣のアジア諸国との間の近現代の歴史的事象の扱いに国際理解と国際協調の見地から必要な配慮がされていること」という内容であり、英語で感想を言うと What a fuck is this?(なんだこの糞は?) と言いたくなる内容だ。 これはかの有名な従軍慰安婦問題(一応書いておくとこの問題は日韓基本条約で解決済みである。)を認めて将来の禍根をお残しくださった宮沢喜一元看病長官と、ほとんど害務省といっても差し支えなくなっている気がする外務省を当時仕切っていた河野洋平氏が組み込んだものだ。こんなものは百害あって一利無しだと個人的には思うのだが国家の体面上、これを反古にする事は難しい(と思う)。

 最後に、筆者がこの教科書問題を気にする原因を紹介する。こういうサイトの所為である。見て頂ければ分かると思うが、イタいイタ過ぎる。特にみて欲しいのは、設立の趣旨の「戦争にあるのは、愛する人を殺すこと、殺されることそれだけです。」という部分である。無論、筆者とて戦争は嫌いである。戦争はあまりにも過酷で、惨めで、それ以上に尊厳を破壊する。だが、時には戦争をしなければならない時もある事は理解せねばならない。自国を防衛する時だ。経済的、政治的、軍事的背景を考えずにただひたすら戦争を否定するのはあまりにも愚かしい。大体「つくる会」の歴史教科書をどう斜め読みすればかつての軍国主義に日本が逆戻りするというのだろう? 言わせて頂こう。

 「つくる会」の教科書は決して戦争を肯定するものではない
戦争のもう一つの側面を教えているだけだ
一方的に日本が悪かった訳ではないと教えているだけだ

… 少々力が入ってしまった。だが、本当はこんなに力を入れるまでもない問題である。なぜならば読めば普通に問題がない事が分かるからだ。

 以上、稚拙ながらも筆者の考えは語ったつもりである。これから先は個人個人意見が別れるだろう。もしも興味が有るならば、既に訪れた方もいるだろうが、問題の教科書を直接見て来てほしい。 グーグルで検索してもすぐ出るが、下記のアドレスの先にそれはある。

http://www.tsukurukai.com/index.html

 最後に、最も重要なことだがこれはネタである。 筆者が「〜である」口調でしゃべっているのも、全てそれっぽく見せる為であり記事の内容についていっさいの責任を取らない事を此所に宣言する。とはいえ、記事の内容は筆者がしる限り全ては真実である。 読者諸君にはぜひ、此所にかかれている事を雑学として吸収してもらいたい。 そして知り合いに紹介してもらえたら、幸いだ。

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